けやきなみき - 内海隆一郎ファンサイト

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■ このサイトについて

そもそも自分がWebサイトをつくったのは、大学1年の授業で習ったからです。確かレポートとして、一つのWebサイトをつくれといわれました。そのときは、自己紹介のようなものをつくればいいのかなと思いましたが、どうせならオリジナリティのあるものをつくりたいと思い、何を取り扱おうかいろいろ考えました。たまたま、自分の好きな作家である内海隆一郎さんの紹介サイトがなかったので、これをやろうと思ったのです。

しかし、全くの素人がそういうサイトをつくるというのは難しく、大学も忙しかったので、ほかっておいたり、個人的なことに終始していたときもありました。その中でうれしかったのは、内海さんご本人がその拙いサイトをご覧になって、連絡をくださったことです。そして、「私も自分のサイトをつくりたいので…」とおっしゃって、現在あるサイト、「内海隆一郎の本棚」を立ち上げられました。Web上を通じて様々な問題が起こりつつある昨今ですが、逆にこのようなすばらしい出会いも多々あるものだと思います。未だに内容が充実しているとはとてもいえませんが、オフィシャルサイトにはないものを、少しずつ載せていきたいと思います。

最後に、サイト名「けやきなみき」の由来について。内海さんの『欅通りの人びと』(講談社)という本を読まれた(NHKでドラマ化もされ、かなり反響が大きかったそうです)方はおわかりだと思いますが、内海さんの作品の中で「欅」もしくは「木」は一つのキーワードです。あらゆる本に木々の様子が象徴的に描かれています。木々はものをいいませんが、四季を通して落葉したり、葉を茂らせたり、豊かに表情を変えます。それに人間が気付くことはあまりありませんが、必死に生き、人間に安らぎを与えているのです。

ちょっと周りを見渡してみると、そういう目立たないけど誠実に生きている人っていませんか?そういう人に支えられて今の自分があるってことに気付きませんか?内海さんの本を読んでいると、そういう「身近にあるけど気付かない優しさ」に気付かされ、はっとすることが多いです。それは単なる癒しとか感動を越え、人間そのものの生き方について、多くのことを教えてくれます。

『欅通りの人びと』は、実際の欅並木がある町に、何らかのつらいことを抱えた人びとが集まり、周囲の人びとの優しさに囲まれて生きることの意義を再び見いだしてゆくという話ですが、このサイトもその「けやきなみき」のような、人と人をつなぐ「かけはし」になれればと思い、こういうタイトルを付けた次第です。

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